冬場夏場のエアコンの温度設定と電気代と効果的な取り組み方

エアコンの温度設定と電気代、取り組み方

最近エアコンの温度設定や電気代の情報が多くて、、まとめてくれないかしら。

お任せください。やってみましょう。

エアコンは、私たちの生活を快適にする上で欠かせない家電製品の一つです。 しかし、電気代が高くなるという悩みもつきものですよね。
そこで、この記事では、エアコンの温度設定と電気代について、具体的な方法や工夫を交えながら解説していきます。

✓記事の内容
  • 冬と夏それぞれの温度設定
  • 温度設定と電気代の関係
  • エアコンの設定とメンテナンス
✓筆者情報
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目次

冬の温度設定

冬のエアコン暖房の設定温度は、一般的に20℃が目安と言われています。
これは、環境省が推奨する室温の目安でもあります。しかし、20℃では寒いと感じる方もいるかもしれません。

その場合は、無理に我慢せず、1℃ずつ温度を上げて調整しましょう。

20度でも寒く感じるのはなぜ

20度設定でも部屋が寒く感じるのは、部屋の温度にムラがあること、それと湿度が低いことが挙げられます。

部屋の温度にムラが生まれるのは、エアコンの能力と部屋の広さのミスマッチや空気の対流が滞っていることが考えられます。

温度が暖かくなるのは、空気中の水分が暖められるためです。
湿度が低くなるほど部屋は暖まりにくく冷めやすくなります。

部屋を暖かくする工夫

エアコンの設定温度を高くすると、電気代も高くなってしまいます。
そこで、部屋を暖かくする工夫を取り入れることで、設定温度を抑えながら快適に過ごすことができます。

断熱対策

断熱とは、建物の内外を仕切っている素材の熱伝導率を下げ、熱の移動を防ぐことです。
窓や壁の断熱性を高めることで、快適性を持続させることができます。

【断熱の効果】

  • 快適な室温を維持できます。
  • 冷暖房効率が向上することができます。
  • 結露の発生を防ぐことができます。
  • 紫外線対策ができます。
  • 二酸化炭素の排出や電気の使用量を減らすことができます。

【断熱対策の効果の例】

  • 冬は窓から室外に逃げる熱の量を減らせるため、暖かく快適に過ごせます。
  • 夏は室外の熱が室内に入ってくるのを抑えられるため、断熱性の低い窓よりも快適に過ごせます。
  • 断熱性能の高い窓は冷気を防ぎ、室内と窓の温度差を最小限にとどめることが可能です。
  • 窓の断熱シートの中には、紫外線をカットする機能がついているものもあります。
  • 断熱性の高い住宅に住み、空調機器の使用頻度を減らすことで、地球温暖化対策にもなります。

暖房器具の併用

こたつや電気カーペットなどの暖房器具を併用することで、エアコンの設定温度を低くすることができます。

【併用するメリット】

  • 部屋を素早く温めることができます。
  • 快適な室温を保つことができます。
  • 電気代を節約できます。
  • 温度ムラを解消できます。
  • 暖房の稼働負荷が減るため、効率よく早く部屋を暖めることが可能です。

【併用するコツ】

  • エアコンと石油ファンヒーターを併用する場合は、一定の温度まで石油ファンヒーターに任せ、その後は温度をキープするためにエアコンを使うとよいでしょう。
  • エアコンとサーキュレーターを併用する場合は、エアコンの対角線上に置き、エアコン吹き出し口に向けて風を送るとよいでしょう。
  • オイルヒーターと電気ストーブを併用する場合は、オイルヒーターの立ち上がり時にパワーのある電気ストーブを併用するとよいでしょう。

加湿による効果

空気が乾燥していると寒さを感じやすくなるため、加湿器などで湿度を保つと効果的です。乾燥による肌や喉の負担を軽減したりすることができます。

【暖房効果の向上】

  • 湿度が高いと体感温度が上がるため、暖房の設定温度を低めに保つことができ、光熱費の節約につながります。
  • 湿度を50~60%に維持することで、実際の温度よりも数度高く感じる効果があるます。

【乾燥による肌や喉の負担の軽減】

  • 乾燥肌やアトピー性皮膚炎の対策になります。
  • 喉や肌への負担を軽減する効果が期待できます。
  • 乾燥や冷えによる身体や肌へのダメージを減らすことができます。

【加湿の活用方法】

  • 加湿器や洗濯物を干すなどして寝室の湿度が40~60%程度になるように加湿するとよいでしょう。
  • 湿度設定ができる加湿器を使うと結露が発生しにくく安心です。

サーキュレーターの利用

サーキュレーターで空気を循環させることで、部屋全体の温度を均一にすることができます。

【サーキュレーターのよる効果】

  • 暖房効率がアップします。
  • 室内の温度ムラが解消されます。
  • 設定温度を上げずに済み、電気代が節約できるでしょう。
  • 暖房の稼働負荷が減るため、効率よく早く部屋を暖めることができます。

【設置のポイント】

  • エアコンの対角線上に置き、エアコン吹き出し口に向けて風を送りましょう。
  • 部屋の真ん中に置いて天井に向けましょう。
  • 床置きがベストです。家具などの上に置くと、下にたまっている空気が回りにくくなります。
  • 風量は、基本的に運転し始めは強めにしておき、空気の流れができてきたら少し弱めるとよいでしょう。

夏の温度設定

夏のエアコン冷房の設定温度は、一般的に28℃が目安と言われています。こちらも、環境省が推奨する室温の目安です。しかし、28℃では暑いと感じる方もいるかもしれません。

その場合も、無理に我慢せず、1℃ずつ温度を下げて調整しましょう。

部屋を涼しくする工夫

エアコンの設定温度を低くすると、暖房と同じように電気代も高くなってしまいます。
そこで、部屋を涼しくする工夫を取り入れることで、設定温度を上げながら快適に過ごすことができます。

窓からの太陽光の遮光

窓に遮光カーテンやブラインドを取り付けることで、日差しを遮り、部屋の温度上昇を抑えることができます。

【遮光による効果】

  • 窓からの直射日光を遮断することで、室内の温度上昇を抑えられます。
  • 冷房の効率を上げ、電気代の節約につながります。
  • 室内の熱を逃がさずに冷房効率を上げることができます。

【遮光を活用する具体例】

  • 遮光性や断熱性のあるカーテンやブラインドを使用しましょう。
  • エアコンの室外機に日除けカバーや遮光ネットを取り付けましょう。

換気する

窓を開けて換気することで、室内の熱気を逃がし、涼しい空気を取り入れることができます。 また、室内の有害物質を減らす、アレルギー症状の発生を予防する、シックハウス症候群を予防するなどの効果も期待できます。

【冷房中の換気による効果】

  • 冷房の効率が上がります。
  • 室内の温度をリセットできます。
  • 室内の有害物質を減らすことができます。
  • 新鮮な外気を取り込むことができます。
  • 気分をリフレッシュさせる効果があります。

【冷房中の換気方法】

  • 換気扇を活用しましょう。
  • 扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。
  • 2か所の窓を開けて空気の通り道を作りましょう。

サーキュレーターの利用

扇風機で風を送ることで、体感温度を下げることができます。

効果や使い方は暖房の時と同じです。 違いは、冷房の冷たい空気は下に向かうという空気の性質があります。 エアコンを冷房でつかう時は、下にたまった冷気をサーキュレーターで循環させるようにしましょう。

サーキュレーターは基本、エアコンの対角線上に置き、下部(床)にたまりがちな冷たい風をエアコンの送風口に向けて送り込むようにすると効果的です。

打ち水をしてみよう

庭やベランダに打ち水をすることで、路面温度を下げ、涼しい風を呼び込むことができます。

【効果】

  • 地面の温度を下げることで、周囲の気温を下げることができます。
  • 濡れた地面の上を風が通ることで体感温度を下げることができます。
  • ホコリや汚れを落として、空気の通りや熱交換の効率を改善する効果があります。

【実施方法】

  • 早朝や夕方などの暑すぎない時間帯に日陰になる場所を選びましょう。
  • お風呂の残り湯や貯めた雨水などを再利用することで節水することもできます。
  • 芝生や花壇、植物の植え込みには熱を吸収して周囲の温度を下げる働きがあります。水を撒いておくとさらなる効果が期待できる

設定温度と電気代

一般的に、エアコンの設定温度を1℃上げたり下げると、電気代が約10%変動すると言われています。
つまり、冬に設定温度を1℃低くすると、電気代は約10%安くなり、夏に設定温度を1℃高くすると、電気代は約10%安くなるということです。

部屋を暖かくしたり涼しくする工夫を行うことで、電気代を節約することができます。
また、古いエアコンの買い替えや日ごろのメンテナンスも重要です。

必要なエアコンの設定

エアコンには、様々な設定機能があります。
これらの機能を活用することで、快適さと省エネを両立することができます。

自動運転機能

エアコン本体や室外機には温度を感知するセンサーが搭載されており、自動運転機能で環境に応じて運転モードを切り替えることができます。

除湿運転

除湿運転モードにすると、室内の湿度を下げてくれます。ちなみに冷房は部屋の温度を下げる機能です。湿度が高いと感じる場合は、初めに除湿。その後に冷房に切り替えるとよいでしょう。

お休みタイマー

おやすみタイマーを設定することで、寝ている間にエアコンが自動で停止してくれます。寝付けないときに1~2時間ほどつけるとよいでしょう。

省エネモード

省エネモードを設定することで、消費電力を抑えることができます。

必要なエアコンのメンテナンス

エアコンを長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが必要です。

フィルター清掃

エアコンのメンテナンスで特に重要なのがフィルターの清掃です。 定期的に清掃しましょう。

  • フィルターにホコリが溜まると、エアコンの効率が低下し、電気代も高くなってしまいます。
  • ロボット機能付きのエアコンは、フィルター清掃をしてくれますが、ゴミがダストボックスにたまるエアコンもあります。取り扱い説明書を確認して、うまく使っていきましょう。

内部クリーン機能

エアコンの内部クリーン機能は、エアコン内部の乾燥によってカビや臭いの発生を抑制する効果があります。

  • 冷房や除湿運転後に発生した結露水を乾燥させることで、カビの発生を抑制します。
  • エアコンからの不快な臭いの主な原因であるカビを予防することで、臭いの予防にもつながります。
  • ドレンパンや熱交換器などの汚れにくくなります。

室外機の洗浄

室外機周辺に障害物があると、エアコンの効率が低下する可能性があります。室外機周辺を綺麗に保ちましょう。

  • アルミフィン(熱交換器)についている砂ホコリを払う。またはホースでアルミ部分に水をかけるとよいでしょう。
  • 周辺の草や土を取り除きましょう。

専門業者による洗浄・メンテナンス

定期的に専門業者に洗浄・メンテナンスを依頼することで、エアコンの故障を未然に防止することができます。

  • 冷暖房効率が向上します。
  • 汚れやカビ、雑菌を除去することができます。
  • 臭いが改善します。

まとめ

エアコンの温度設定と電気代について、様々な情報をお伝えしました。 機械に苦手意識をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。難しいことは専門業者にお任せするのが得策です。

ご自身のライフスタイルに合わせて適切な温度設定や節約方法を見つけて、快適な生活を送っていきましょう!

エアコンをうまく使い、快適な生活環境を整えましょう!

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